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どうしても五輪の話がしたい美容師

7月30日(金)美容院へ行った。6月18日に行って以来だ。前回は、1週間後自分で横の髪を切る羽目になった。そのことを6月28日のブログに記してある。

予約サイト最高

美容院の予約は、ホットペッパーという予約サイトを使っている。予約する際、細かい事を注文する事も出来る。私はいつも「なるべく静かに過ごしたい」という項目にチェックをしている。その他美容師さんのランクや性別などは「どちらでもよい」にしている。

「なるべく静かに過ごしたい」のはなぜか

とくに「静かに」という要求をしなければ、美容師さんはカットなどをしながらよく世間話をするわけだ。私は、話をするのは嫌いではない。むしろ好きな方だ。けれども、私が美容院に行く事で何を求めているかと言うと、
リラックス
癒やし
なわけで、楽しくおしゃべりしたくて行くのではない。

髪の毛をいじられるのは気持ちが良い。子供の頃、お風呂上がりに親にわしゃわしゃわしゃっと頭を拭いてもらうのが大好きだった。髪をとかしたり、切ったりされるととても気持ちが良い。シャンプーされる時もそうだ。気持ちが良い時には、力を抜いて気持ちよさに身を任せると、とてもリラックス出来て、リフレッシュ出来る。

それなのに、おしゃべりをするとついつい体に力が入ってしまう。気持ちよさを味わえない。髪の毛に関する事なら言葉を交わす意味もあるが、関係ない世間話をして癒やしを失うのは残念過ぎる。

もう一つある。大抵世間話の最初は、

今日はお休みですか?

と聞かれる事が多い。私は会社員勤めでもないし、パートやバイトというのも違う。だが、無職でもないし、専業主婦というのもちょっと違う。なので、

「お休みですか?」

の質問に、「はい」や「いいえ」で単純に答えることが出来ない。だが、詳しく説明する必要もない気がする。プライバシーをさらけ出すようで。かといって、適当に、

「専業主婦です」

と言うのも、なんだか嫌なのだ。ずっと付き合って行くつもりの美容師さんなら別だが、大きい美容院だと、美容師さんはたくさんいて、そのうちいなくなったりして、大抵長い付き合いにはならない。だから、世間話はしたくないのだ。

以上二つの理由により、静かに過ごしたいという事にしている。

それにしても、この予約する時に選べる機能は非常に便利である。自分から

「あまりしゃべりたくないので」

とは言いづらく、かといって、話しかけられたのに答えないのも心象が悪過ぎる。と言うわけで、ホットペッパー万歳なのである。ちょっと分かりにくい所に「詳細を予約」みたいに書いてあるけれど。

またお前か

さて、前回美容院でカットしてもらった時、「前下がり」を要求したのに、前髪よりも横髪が長くて、気に入らずに自分で切ってしまったという経緯がある。今度は、

「前髪が一番長い状態で、つなげて、前下がりな感じで」

という注文をあらかじめ詳細予約のところに書いておいた。

さて、美容院に到着。そして席に通された。男性の美容師さんが近づいてきて、

「はい!お願いしまーす!」

と言った。

あ!この声。前回と同じ美容師だ。

と、すぐに分かった。私は目が悪く、施術中はずっとメガネを外している為、美容師さんの顔がほとんど見えていない。よって、最後にちょっと見ただけでは覚えられないのだ。だが、声は覚えている。特に、この美容師さんはとにかく声がでかい

顔はちょっと可愛い感じで若い男性だが、声はお笑い芸人の雰囲気。いや、体育教師か?まあ、それはいいのだが、前回思った通りに切ってくれなかったから・・・。しかし、気づいて良かった。

「前回、変な風に切られちゃって」

などと言ったら、向こうは私のカルテを見てすぐに前回も自分が切ったと分かるだろうから、気まずくなるところだった。

とにかく、今回は「前髪が一番長い」という事を書いておいたので、大丈夫だと思おう。

一抹の不安

だが、前髪からつなげて、と言っているのにいきなり後ろ髪から切る所に、一抹の不安がよぎる。だってさ、後ろから切るとして、どこまで切っていいか分からないじゃないか。まあ、後でちゃんとやってくれるんだろうな、と思おうとした。

切り始めてすぐ、その美容師さんが、

オリンピック、見てますか?

と、聞いてきた。おや?世間話NGの客なんだが?しかし、

「見てますよ、毎日」

と答えた。美容師さんも、この部屋のテレビでやってるから、ついチラチラ見ちゃいますと言っていた。ちなみに、私の席はテレビに背中を向けている上、遠いので見ることも音を聞くことも出来ない。あちこちでドライヤー音や世間話が聞こえているし。たまにピーという笛の音が聞こえて、バレーボールかな?と思った程度だ。

しかし、オリンピック話は続いた。おやおや、もしかして私の予約の詳細を見てないのか?だとしたら、詳細な注文内容も見ていないのか?とこれまた一抹の不安が。

しかし、オリンピックの話題は私の中でもマイブーム。そのうちふっと、私がオリンピックのボランティアをやった事を話そうかという思いが頭をよぎった。だが、私の役割はアクレディテーション。これは説明が必要だ。それに、もう終わってしまったわけだし、その辺りの話も、延々続きそうだ。だから、言うのを辞めた。

それにしても、もし私がオリンピック見ていませんと言ったらどうするんだか。反対派だったら。そうしたら、「僕も見てません」と話を合わせるつもりだったのかもしれないが。

しかし、話は甲子園にまで及ぶ。こりゃ、ずっと話し続けるつもりか?と思っていたら、そのうち口をつぐんだ。いつしか黙ってカットをしていた。やれやれ。一応、私の要望を読んでいたのだなと分かって安心。

素直な人だった

カラーリングをしてもらって、時間をおく間にタブレットを借りた。これで雑誌を読むのだ。

メガネをする事が出来ない状況なので、雑誌本体よりもタブレットはありがたい。拡大出来るし・・・と思ったら、拡大するとその分字がぼやけるし、やはり私の焦点の合う距離は10センチくらいの場所で、拡大しても同じ10センチなのだ。

しばらくして、シャンプーしますと言いに来た先ほどの美容師。

「ずいぶん近いですね。遠くから見ても目が悪いんだなって言うのが分かります」

と言っていた。だから、シャンプーが終わってドライヤーで乾かした後、

「見えてないですよね、分かってますよ」

と言って、まずメガネを渡してくれて、それから鏡を後ろへ持って行ってくれた。もちろん、どの美容師さんも私にどうですか、と聞くときには先にメガネを差し出すけれど。

じゃーん、やっぱり横が長い気が。前回、言ってももう直してくれないのではないか、と思って言えなかったが、今回は言ってみた。

「ちょっと、この辺の横が長い気が・・・」

するとこの人は、

「そうですか、もうちょと切っちゃっていいですか?分かりました。切りましょう!」

と素直に認め、やり直してくれたのだ。なるほど、まだベテランじゃないな。前回も言えば良かった。

そして、横をもっと切ってもらって、一応お願いした通りになった。お願いした通りなのと、思っていた通りなのとは違うけれど。

「あ、格好良くなりましたよ、ほら!」

と言って、また鏡を見せてくれた。うんうん、いいでしょう。

翌日、なーんか思ったのと違うなぁと思いつつ、数日経てばまた変わるな、と経験上分かっているチョコナッツである。未だに新しい髪型を求め続けるヘアースタイルジャーニーなチョコナッツ。何十年掛けても思い通りの髪型になれない哀れな女であった。

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