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オリンピックボランティア12日目。初!家からユニで。波乱の幕開け

2021年7月14日(水)

前回の活動日があまりにも暑く、これからはユニフォームの上にパーカーを羽織って行くのは辞めようと決意した。着替えるには早く出かけねばならず、面倒なのでこの際堂々とユニのみで出かけることにした。

日傘or雨傘&日焼け止め

とはいえ、今日(7月13日)は曇っていてそれほど暑くもないような気がする。それよりも、私は日中半袖で歩く時は必ず日傘を差す。そうでなければ長袖を羽織ったり腕カバーをして、日焼けを防ぐ。ただ、晴れていれば絶対にそうするものの、どんより曇り空。それなら日焼け止めを塗るだけでもいいか・・・。

天気予報によれば、夜雨が降るらしい。それも、強めの雨。晴雨兼用傘だと、土砂降りにはあまり耐えられない。晴雨兼用傘か、雨傘持参&日焼け止めか、二択に絞る。そうこうしているうちに、午前中に土砂降りが降り始めた。雨なら雨傘だ。帰りは暗いし日傘は要らない。

と思ったら、お昼前に止んだ。まあ、曇りだし雨傘だな。そう判断して腕や首に日焼け止めを塗った。さあ、出かけようと思ったら・・・出かける10分前くらいからまた雨が降り始めた。

ゲリラ雷雨

ぎゃー!なんじゃこの土砂降りは!雷も鳴っている。しかし、もう家を出なければならない。靴下の替えが必要だろうか?でも、上履きに履き替えるなら必要だが、どうせずっと濡れた靴を履いているのなら靴下だけ替えてもダメなのでは?

そんな事をちらっと考えたものの、時間が来てしまい、とにかく折りたたみの雨傘を差して家を出た。

なるべく高い通りを選んで駅へ向かった。つまり、少し遠回りだが坂を下らないで行くルート。それでも、道路の上を水深2~3センチほどで水が流れ続ける。水たまりではないのに、ずっと浅い水たまりの中を歩いているようだ。そして、上からはもちろん土砂降りが来るわけで。

駅に着いたら、思ったよりも歩くのに時間がかかってしまい、電車ギリギリの時間。傘をぱっぱっと降って水気を払い、階段をダッシュ!ちょうどホームに入ってきた電車に乗ることが出来た。セーフ。

ああ、どうも

すると、同じ車両に乗ってきた人の中に、ボランティアのユニを着た男性が!お互い、思わず挨拶を交わす。そして、空いているので1人分の間隔を開けて座る。

「どちらへ行かれるのですか?」

なんて話を始める。この方は選手村へ向かうそうだ。お弁当が出るんですか、うちは食堂です、選手用の食堂には入れないんですよ、なんていう話を伺う。

それにしても、背中はびしょびしょ。ズボンの裾もびしょびしょ。靴もびしょびしょ。メッシュの靴だから、当然靴下もびしょびしょ。なるべく寄りかからないように座っていた。

混んできて、私とユニの男性の間にも人が座る。そういえば、目立っているという感じはなかった。まず、家を出てから駅までは、何しろ豪雨だったので、注目されたかどうかも分からないし、皆さん自分のことで精一杯だったのでは。電車でも、2人で同じような服(男性は長袖のジャケットを着て、帽子も被っていたが、私は半袖だった)を着てしゃべっているのに、女子高生なども特にこちらに注目しているようでもなかった。私が気づかなかっただけかもしれないが。

男性とは別々の駅で乗り換えだった。乗り換えの時、たくさんの人とすれ違ったが、じろじろ見られた感じはなかった。ああ、そうか。ボランティア仲間でなければ、これがボランティアのユニフォームだと分からないのだろう。ちょっと派手な服を着ているな、くらいなものではないか。ボランティアでもないのに知っている人は、よほど五輪に興味がある方というわけで。

ボランティアユニだと気づいてもらえないと、逆にいい年して派手な格好して、と思われるかも・・・その方が嫌だったり。でも、若い女性同士で歩いている人を見ると、後で

「よくあんな格好で歩けるよね」

「よく恥ずかしくないよねー」

などと言われていそうで、ちょっと嫌。もっと若い時だったら耐えられないかも(笑)。おばさんは、何しても褒められる事はなさそうだし、格好良ければ「いい年して」と言われ、格好悪ければ「ああはなりたくないよね」と笑われるのでは?昔はおばさんになりたくなかったなぁ・・・感慨深いチョコナッツ。

晴れでスカイ

さて、いつもの溜池山王駅に着き、地上に出ると、晴れていた。

ありゃりゃ。曇りでもなく、晴れですかい。せめて日焼け止めを塗っておいてよかった。それより、背中を乾かしたい。靴は無理だろうなぁ。そう考えつつ、坂を上ってUACへ。それにしても、乗り換え時の階段も、坂も、なんだか今日は体が軽い。無理矢理厚着していては、体力も消耗するわな。これでいいのだ。夏は夏らしい格好で。

到着し、控え室へ。ペーパータオルを1枚拝借し、靴の甲の部分の水気を吸い取った。鞄などはタオルで既に拭き取ったが、流石に靴はタオルではね。うん、これでそのうち乾くだろう。

さて、今日の役割は?いつもいつも迷いながら来るのだが、今日は一つのミッションがあり、その成功の為にはどこがいいかと考えていた。そのミッションとは、詳しくは言えないが、ある読者さんから相談されて、大会組織委員会の職員さんに質問してきてあげるというものだった。

今日は、サッカーの審判団がユニフォームを取りに来るとかで、その時に我々アクレディテーションチームのスキルが必要という話があった。しかも、我々と同じユニではなく、審判用のユニを配布するようで、絶対に面白そう。

だが、ミッションの為には、今日だけはユニフォームチームへ行くわけには行かない。残念ながら手を上げなかったが、どのみち定員オーバーなくらい手が上がっていた。そして、今日も割と暇な役割を受け持ち、そのお陰で職員さん(職員さんは忙しそうだったけれど)に質問も出来、無事ミッションを果たすことが出来た。読者さん、無事にアクレディテーションカードを受け取れるといいけれど。

都内在住です

それにしても、ずっと足下が濡れていて冷たかった。背中が先に乾き、ズボンの裾も2時間くらいで乾いたかな。乾いても足首がずっと冷たかった。靴下はしばらく濡れていて、帰る頃にやっと乾いたなと思った。しかし、

「雨がすごくて、靴がびしょびしょなんですよー」

と、他のボランティアさんに話したら、

「え?今日雨降ったんですか?千葉のほうですか?」

と言われてしまった。都内じゃ~!ま、それはともかく、今日は局所的な雨だったようで、ここ(虎ノ門辺り)は晴れているし、そりゃあ、びしょびしょになってる人がいたら「?」だな。

お弁当の時に、ショッキングな事が。

休憩に入るのが、5分くらい遅れてしまった。後半の休憩で、6時5分くらいに上がって、食事の場所へ行って、お弁当を選ぼうと思ったら、5種類中2種類しか残っていなかった。ヘルシー弁当はもうない。ベジタブルもない。パン食ともう一つだけ残っていて、両方とも同じようなカロリーだったので、ご飯の方を選んだ。せっかく痩せようとしているのに・・・。だが、食べてみた感じはちょうど良かった。ただし、お腹は苦しかった。ズボンが一時的にきつくなって。

それにしても、このメニュー、この間見たような?もしかして、最近メニューは一日交替だったりするだろうか。だとすると、一日おきに活動していると、いつも同じメニューという事か?だとしたら、ヘルシー弁当ばかりではなく、5種類まんべんなくいただいてしまうぞ。

料理男子

家に帰ってくると、長男が夕飯に餃子を作ったと聞いてびっくり。スーパーに行ったら、挽肉と餃子の皮が30%引きになっていたのだそうだ。お前は主婦か?それで、ニラを買い、家にあったキャベツを使い、兄弟二人分の餃子を作って焼いたそうなのだ。私がいるよりもよほど手作りご飯食べてるじゃないか。

「お味噌汁作るのが面倒になっちゃって、インスタントスープにしちゃったんだ」

と、申し訳なさそうに言う長男。良い良い。お母さんはそんな完璧な料理男子を育てた覚えはありません。

しかし、この間活動から帰って来たら、その同じ長男が、台所でぼっちバーベキューをしていたのだった。魚焼きグリルの前に椅子を持ってきて座り、グリルにアルミホイルを敷き、いろいろ焼きながら食べていたらしい。私が帰った時には、ご飯を焼いていた。焼きおにぎり的な?〆かな?弟の方はコンビニ弁当を食べ終え、アニメを見ていたのだった。

いろんな事をするチャンスを与えているな、私のボランティア活動は。

ユニと見まごう折りたたみ傘

いろいろあった今日の活動だが、一番印象に残ったのが、私の傘すげえ!って事だった。あれだけの土砂降り雨だったのに、ぱっぱっと振ったらほとんど水滴を落してしまい、外袋に入れて鞄にしまえるくらいだったのだから。それに、見てこの色!まるでボランティアユニに合わせて作られたよう!これ、ずっと前に買ったもの。コロナ禍よりは前。けれど、既にボランティアユニを目にした後だっただろうか?無意識のうちにユニと合う物を選んだ?元々青が好きなのは確かだけれど。

今日は帰ってきてから、次男の翌日のお弁当を作った(私は朝には作らず、前日の夜に作る)。次男のお弁当を、活動の後に作るのもこの日を含めてあと2回。頑張れ私!

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