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朝9時。「お迎えに来て」保健室からの電話

昨日の朝、高校2年の次男がお腹が痛いと言って、薬を飲んでから学校に出かけた。という、フラグがあったにもかかわらず、私は全く油断していた。

青天の霹靂

9時。新聞を読んでいた私。そろそろ洗濯すべき時間だったが、雨が降っているし、慌てる事もないという状況だった。

そこへ、次男からLINEの着信。

「ごめん電話行くと思う」
保健室いる

なにー!ああ、お腹痛いって言ってたなあ。と思うや否や電話が鳴る。

やはり、保健室の先生からのお電話だった。

「次男くんが吐き気と腹痛があり、下痢もあり、一人で帰れないという事なので、お迎えに来ていだだけますか

と。そして、

「本当に申し訳ありません」

とおっしゃる。先生は何も悪くない。私はまだ洗濯も化粧も朝ご飯の片付けもなーんにもしていない。今から出かけるとなれば、うーん、30分はかかるかも。そして、家から学校までは1時間くらいかかる。

「迎えに行きますが、1時間半かそれ以上かかってしまうかもしれませんが・・・」

私が言うと、

「はい、それはもう。本当に申し訳ございません

また先生がお謝りになる。私は思わず、

「いえ、こちらこそ、ご迷惑をおかけして申し訳ありません

と言ってしまった。本当は、こうやって謝るのは違うと思っている。「ご迷惑をおかけして」と言って謝るのは、悪いことをした時だが、病気になったのは悪いことをしたのとは違うから。本来はお世話になりまして、ありがとうございます、がいいのだが、謝られてつい「こちらの方こそ!」の気持ちが出て、謝ってしまった。

電話を終え、さあ出かけるか。と思った時、スマホ画面が目に入る。おや、次男からのLINEに続きがある。

「治るかもしれないから、少し様子を見させるって言ってほしい。1時間で治らなかったら迎えに行くって事でお願いしたい」

という事が、もっと細切れに書いてあった。

おいおい、もう先生に迎えに行くって言っちゃったよぉ(泣)迎えに行かずに済むならその方が良いが、なんだかもう行くしかないという気持ちになっている私。30分後くらいに家を出ると思うから、その時に様子を聞くと言った。

すると、次男からお礼(「あざす」)が。本当は早退したいし迎えに来て欲しいけど、母に申し訳なくて1時間の猶予を与えようとしたのか。それなら保健室の先生にそう言え、と言いたかった。

そうして、いつもの家事はそっちのけで、お化粧と荷物の用意をし、迷ったが洗濯機を回して家を出た。その前に、まだ寝ていた長男に声をかけ、出かける旨を伝えた。長男は2限から大学に行くので、そろそろ起きる時間だった。

道中の読書で鳥肌

雨は降っていなかったが、今日は雨が降ったりやんだりという事で、晴雨兼用傘を差していった。そう、差してね。曇っていても紫外線は降り注ぐので。

新聞が途中だったけれど、電車では読みにくいと思って本を持ってきた。そう、最近子供を病院に連れて行く時には、新聞を持って行って待合室で読む私だった。赤ちゃんだったら出来ないけれど、ある程度大きくなると可能だ。ああ、最近でもないか。でも、うちの次男は骨折やら脱臼やら原因不明のめまいやらで、大学病院など、親も付いていく通院が、大きくなってもあるのだった。

さて、この間から読み始めた「三四郎」。この間ブログに、今のところ面白い要素が見い出せないと書いたと思う。平凡というか、なんと言うこともない三四郎の上京話を追って行く話だったが、行の電車で読んでいると、いきなり非凡な、非日常的な出来事が起きてびっくりした。それは轢死に関する事で、主人公の三四郎がはっとして飛び上がってもしやと思う、実際に轢死を確認する前の描写にぶわっと鳥肌が立った。ああ、「三四郎」すげえな、と思ったが、まだその先ちょっとしか読み終わっていないので、論評するには早すぎるだろう。

なかなか起きない次男

さて、学校の最寄り駅に着くと、土砂降り雨が降っていた。着物を着た女性が裾をまくり上げて歩いていた。

学校に入り、保健室の場所を聞き、保健室を訪れると、初めましての保健室の先生。先生は次男の寝ているベッドのカーテンを開け、次男を起こそうとした。

さすが次男。いつも私が起こしてもなかなか起きないのだ。学校とは言えそう簡単には起きない。先生が次男の肩を10回くらい叩くのを見て、ちょっと笑いそうになった。

だが、流石に次男はそこで一度目を覚ました。私が来た事は分かったようだが、腹痛の波があるから、良くなった時に帰るということだった。

タクシーを先に呼んでおこうかと言ったら、時間が分からないから嫌みたいで、それなら、治った時に電車で帰る方がいいと言った。

ベッドの近くに丸いすを持ってきていただいて、そこでまた本を読んで待っていた。ああ、私は今こんなところで本なんて読んでいる場合ではないのに。洗濯機はそろそろ終わっているはずだ。早く干さないとしわになるかもしれない。それに、掃除機がけもしなきゃならないし、食器も片付けなくてはならないし。

また、今日は夕方に塾の面談がある。5時半からだが、今日はブログに書きたい事があって、逆算して3時にはブログを書き始めないといけない。ああそれに、夕べ見ようとしたある動画があって、それを今日に回していた。我慢して。夫がいたから。午前中、早めに掃除を終わらせて、お昼までに見てしまおうという計画があったのだ。それやこれや、いろいろ私の計画が!

予定していた事が出来ない、計画が崩れる。そういうのが、昔はすごく嫌いだった。悔しくてイライラして泣きたくなった。

それが今は、意外に感情が穏やかだ。激高しない。まあ、仕方ないか、という思いがすぐにやってくる。今日がダメなら明日があるし、息子に手がかかるのはたまにの事だし。

四十不惑。人間四十にして惑わず。

この場合、惑わずかどうか分からないが、若い時にはもっと感情が激しかったが、だんだん穏やかになってきた気がする。そう、執着しなくなったのだ。

昔サスペンスドラマで、「何事にも執着するな」と子供に言い聞かせて来た金持ちが、晩年家の存続だか何かに執着して、結局殺人を犯してしまうというのを見た。人はお金、物、人、地位などに執着しすぎると、犯罪にまで手を染める事になるのだ。執着しないというのは案外難しい。けれども、年齢と共に執着心が薄くなり、「まあいっか」の心境になっていく。今、そう思った。

それにしても、長男も一度高校生の時に熱を出して早退して来た事があったが、迎えなど期待せず、一人で帰ってきた。あの時は「本当にしんどかった」と言っていたが、親が一緒でも一人でも、しんどいものはしんどいと思ってか、親を頼ろうとはしないのが長男だ。それに対して、次男は中学の時でも迎えに行った事があるし、何かと私を呼び出す。それだけ下の子というのは甘え気質なのか?

ちなみに、次男は5月の大半を胃腸炎と共に過ごした。おそらくまたストレスやら何やらのせいでちょっとぶり返したのだろう。この子はテストが不安、課題が多いのに忙しい、部活があって休めなかった、などのストレスが溜まると、必ず具合が悪くなるのだ。今、胃腸炎のせいで休んでしまった分、いろいろ溜まってしまっていて大変なようだ。

穏やかに本を読んで待っていたが、チャイムが鳴り、起きるかな?と思って次男の顔をのぞき込んでも一向に目を覚まさない様子を見て、不安になってきた。このまま放っておいたら何時間寝ているか分からないぞ、と。

「ちょっと、具合どう?私もいろいろやる事あるんだからさ、いつまでも寝ていられたら困るんだけど」

と、つい言う。やっと目を覚ました次男は、その言葉を聞いて帰る気になってくれて、起き上がって保健室を出た。

今までの時間の使い方は・・・

だが、やはり歩くとお腹がいたたたた、と。ゆっくりでいいと言って並んで廊下を歩くが、結局重たいリュックを私が背負う事にして、代わりに私のバッグを持たせた。学校を出て、小雨になった雨の中、駅に向かって歩いた。ああ、重たい。10キロくらいあるのではないか?私の膝がどうかしそう。

次男のお腹は、徐々に良くなって行って、電車から降りる頃にはだいぶ治ったそうで、無事荷物を元の通りに交換して帰ってきた。やれやれ。

家に帰ってくると11時半を過ぎていた。1時間前に止まった洗濯機だが、雨なので乾いてしまってはおらず、無事いつもの様に干せた。これが、天気の良い日なら、帰ってきてから洗濯機を回すようにしただろう。晴れていれば遅くなっても乾くし、逆に1時間も放っておいたらしわしわのまま乾いてしまいそうだから。雨だからこその選択だった。洗濯の選択。

お昼を済ませ、新聞の続きを読み終え、食器をたくさん洗い、掃除機がけをし、買い物に出かけ、気がつけば3時にブログを書き始める事が出来ていた。

いつもは何?いつも、どんな無駄な時間を過ごしているの?

と思わざるを得ず。ただ、いつもテキパキと無駄のない生活をしていたら、絶対に疲れると思う。それこそストレスのせいで具合が悪くなる事必須。だから、まあいいのだ。ほらまた、執着しない、「ま、いっか」の精神。

無事にブログを5時までにアップし、支度をして、塾の面談に行く事が出来た。塾の先生と1対1で受験の話などをしてきた。もっといろいろ大学の事も調べないといけない。もちろん本人がやるべき事だが、放っておくといつまでも始めなさそうだから、とっかかりを提示する為に、私が調べて「ここはどう?」「こういうところもあるよ?」などと・・・過保護かな。

不幸中の幸い

それにしても、塾の面談の日だったから、それなりの格好をしていたが、もしそうでなかったら・・・ひどい格好で電車に乗り、学校に行っていたのかも・・・不幸中の幸いか。

それから、たまたま夫の帰りが遅かったので、夜一人で例の動画を見ることが出来た。そっと報告。

翌日、つまり今日は、次男は無事に学校に行き、夕方になっても帰ってこないし連絡もないので、無事に過ごせているのだろう。今朝はお医者さんで処方された胃腸薬ではなく、正露丸を飲んでいったのだった。やっぱり下痢には正露丸が効くよなあ、と思うチョコナッツだった。

三四郎

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