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コロナ禍報道の矛盾

報道番組、特にNHKニュースをずっと見てきて、この一年は異例づくしだと感じる。

報道は中立の立場で伝えるべきである。出来ればニュースを語る人の意見を反映させず、事実のみを発信し、例えば賛成派と反対派の言い分を同じように報道すべきだと思う。

医療の逼迫を伝え、飲食店の窮状を伝える

一年ほど前、新型コロナウイルス感染症によって、日本にも緊急事態宣言が出された。

それにより、活動の自粛が求められた。

ニュース番組では、感染者数医療の逼迫を伝え、国民に不要不急の外出を避けるよう呼びかけていた。

外食や旅行、遊興施設への出入りは控えて、仕事も出来るだけテレワークで、と。もちろん、政府や知事の意向を伝えたのだが、ニュースの最後や合間など、アナウンサー自らの言葉で自粛を求める事もあった。今もある。

医療逼迫のニュースと自粛呼びかけをした直後に、次は飲食店宿泊施設窮状を伝えるニュース。これは、この一年余りの間、常にそうだった。

報道を見る人の気持ち

医療逼迫のニュースを見て、出かけるのはよそう、外食は出来ないな、と思う。

ところが、次に飲食店の窮状を伝えるニュースになれば、私の今の決意は正しいのか、疑問が生じる。もっと外食をしに行かなくてはならない、という気持ちにさせる報道だからだ。そうしないと、多くの人が路頭に迷うのだと。

出かけたい人の言い訳が、「行きつけのお店を守る」だ。だが、間違ってはいない。つまり、家に閉じこもるのが正しいのか、経済を回すのが正しいのか、誰も分からないのだ。

全員に自粛してもらっては困る?

私は一年ほど前、思った事がある。

「ああ、政府は全員に自粛してもらいたくはないのだな。出歩く人の数は減らしたいけれど、出歩く人がゼロになっては困るのだな」

と。行動の自粛を呼びかけつつ、経済危機を訴えて、ある程度の人には経済を回してもらいたい、そういう思惑があるのでは、と。

だが、感染の第二波、第三波が訪れるにつれ、その思惑も変わってきたように思う。やはり出来るだけ外出を自粛してもらって、飲食店などには休業してもらい、支援金を出す。そういう方向になってきたように思う。

「悪者」を作る報道は辞めるべし

今も、東京などには緊急事態宣言が出されており、基本的には外出の自粛を呼びかけている。繁華街の人出が増えているというニュースを深刻に語る。そして、次に飲食店などの窮状を伝える。

だが、報道としてはそれでいいのだろう。一方を伝え、また反対の方面からも伝える。もう、誰も正解が分からない世の中だ。どうすればいいのかは、自分で考えるしかない

だから、他の人の行動を非難するのは辞めるべきだ。そうだ。違和感の原因が分かった。

「こんなに人出が増えています」

と言って、繁華街を映す。そこに映っている人たちを非難しているように見える。若者が友達同士で会っていると、お気楽な、悪いことをしている人たちに見えてしまう。あの人達が感染を広げているかのように見える。そういう報道になっていると思う。

それなのに、次のニュースで

「もう限界です。こんなに感染対策をしているので、ぜひお客さんにはたくさん来てもらいたい」

と訴えるお店の人を映す。すると、家に閉じこもっている人たちが悪者に見える。いや、それを呼びかける政府や自治体が悪者に見えるのか。

その、誰かを悪者に見せるような報道、それが違和感の原因だ。

どちらが正しいか分からない状態で、報道自体も「どっちも」伝える立場なのに、その時々で悪者を作る報道は、おかしいのではないか。

伝え方をの工夫を考えてもらいたい。そうしないと、「自粛警察」や「村八分」などが生まれやすくなると思うから。

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